アイドルマスター


プラチナコレクション化でついに禁断のアイマスバンダイナムコ)を購入してしまいました(笑)。
研究資料、研究資料、と自ら言い聞かせつつ・・・。
なぜ、このゲームが世のオタク達を萌えさせるのか、これからじっくり時間をかけて調査してみることにしましょう。
とりあえず、受け手の欲望を投影する装置としての記号化が極限まで進行した萌えモチーフもついに行き詰まりをみせ、再び感情移入を重視する方向へと回帰していることをアイマス初音ミクのブームは示しているように思えてなりません。
かつて一大ブームを巻き起こした「ときメモ」と決定的に異なるのは、「恋愛シミュレーションではない」という点であり、おそらく支配欲、所有欲、偶像崇拝といった要素とは異なる、交感や育成のプロセスじたいに受け手は「萌え」を感じているのではないでしょうか。
youtubeニコニコ動画での異常な盛り上がりを見ていると、「ときメモ」で恋をしたオタク青年が10年を経て、今度はオタク中年として仮想世界で自らの娘を育て、愛でているようにも見受けられるのです。
もちろん若い世代のオタクにとって脱記号的な魅力を備えたキャラクターはとても新鮮に写るだろうし、今回のブームでオタク層の嗜好はまた微妙に変化していくに違いない、・・・って何偉そうに語っているんだか。