ゼロからの出発


1958年の創業に立ち会い、その後5年間にわたって山田模型のキット開発を手がけていた神林氏の回想録。
この人、ヤマダの全商品の企画、設計から設計図やボックストップのイラスト描きまで一人で担当していたそうな・・・、今では絶対に考えられない模型業界黎明期の混沌とした状況が非常に面白く読める一冊です。
模型の話よりも自らの生涯を振り返る「自分史」的な視点が強かったのには、ちょっと面食らってしまいましたけどね。
文芸社刊。