日本特型潜水艦 伊-400


タミヤが放つ今夏話題の一作がついに発売!
パナマ運河攻略のために建造された日本海軍の伊-400。
無寄港で世界一周が可能、さらには艦内に特殊攻撃機晴嵐」を3機格納できるという空前絶後潜水空母として作られたものの、実力を発揮する前に終戦を迎えてしまったという悲運の兵器です。
1/350という最近流行のスケールでキット化された伊-400は、全長35cmという数字だけ聞くと巨大模型のようにも感じますが、かなり細身のスタイルなので、実際は「え、この程度?」という大きさ。
だからこそ逆に、このサイズで内壁が再現され、さらにはスペックどおり晴嵐が3機(キットには翼を折りたたんだ状態のものは4機付属)格納できることが驚きなのです。
もちろん翼を開いた状態の機体も2機付いており、単独でディスプレイすることも可能。
レーザー加工による機銃の再現度は絶品で、船体に施されたモールドも精密、さらにはクレーンアーム、晴嵐のプロペラ等にはエッチングパーツが使用されるなど、素組でも充分満足できる完成度となっています(欲を言えば、手すりのパーツも欲しかったかな)。
定価4800円の割には思いのほか箱も小さいし、開けてもパーツ点数の少なさばかりが目についてしまった第一印象・・・、まあエッチング付だからと自らを納得させて(実際エッチングパーツは高いしね)、パーツを仔細に眺めていると、そのクオリティの高さに値段相応分はあるだろうと思い直した次第。
海底軍艦」やローレライに登場した「イ-507」の先祖(?)だから、SFプラモ愛好家にも広く受け入れられそうな一点です。
もしかしたら、タミヤもそこを狙ったか?