『バンダイ キャラクタープラモ年代記


サブタイトルは「鉄人からヤマト、ガンダムまで」。
もともとはイマイの遺産を受け継ぎ、キャラクターモデルの開発をはじめたバンダイ模型ですが、今や超巨大総合玩具メーカーの一セクションとして、キラーコンテンツたる「ガンダム」を擁し、派手な広報とえげつない戦略で模型業界では一人勝ちの状態を築きあげています。
そんな巨大メーカーを相手に批判的な記事など書けるはずもなく、結局提灯持ち的な内容になっているのは仕方のないことかも知れません。
読み物としては面白い部分もあるにせよ、資料性という点からみると、やや物足りなさの残る1冊です。