「音楽」

スチャダラパー「CON10PO」


「9th sense」以来、約2年ぶりの新作。
通算10枚目ということでこのタイトル。
トラック自体に派手さはなく、どこまでも渋い仕上がりで、じっくりと聞き込む価値のある1枚。
80年代っぽい音がたくさん混ざっているし、今の若い世代が好む「ノリ」とは明らかに異なるから、セールス的には厳しいかもね。
けれど、イマドキヒップホップの「俺俺主義」と薄っぺらい「感謝と感動」の連続に、恥ずかしさすら覚える人間としては、ユーモアを基本としつつも、状況に流されず、しっかりと社会的な視点を持っているスチャダラこそが和製ヒップホップの手本と言い切りたい!