pizzicato cut-up


オリジナルアルバムの再販、ベスト集に続いて、cut-upコンピレイションアルバムの登場です。
写真家の常盤響をはじめとして、現在最先端で活躍中のDJが多数参加。
ピチカートの音源は素材の宝庫とも言えるものだから、手がける人それぞれの個性で様々なピチカートの側面がクローズアップされていて、最後まで面白く聞き通せます。
cut-upの手法は音楽だけでなく、現代文化を考察する際の重要な視点でもありますが、このアルバムはピチカートの活躍した1990年代の文化的特質を振り返る上でも興味深い「音」として仕上がっているように思えました。
「スィート・ソウル・レビュー」のPVに登場したバースディケーキを解体した、まさにcut-upを象徴するかのようなジャケットデザインもGOODです!