【模型】

1/24「ランボルギーニ・イオタSVR」


ミウラP400Sをベースにし、1969年に1台のみ製造された実験車であるイオタ。しかも事故で全焼しているのでオリジナルのイオタはすでにこの世には存在しません。それがいわゆる「J」と称されるもの。後のモデルはすべてレプリカですが、それでも数台が生産されたのみの幻のスーパーカー。商品名が「SVR」となっているように、そのレプリカのうちの1台をモデル化したのが本キットです。
SVR」は車体No.3781のミウラP400を1975年に改造したもので、1976年に日本へ上陸。スーパーカーブーム時には全国を巡回し、展示されています。ゆえに日本人の我々にとっての「イオタ」はこの「SVR」ということになる訳ですね。未だ日本に存在するらしく、取材しやすかったということもあるのかも知れませんが、ハセガワさんはその点もきちんと狙っていたような気がします(笑)。
ピレリP7を装着するためリアフェンダーが大型化され、シートはレカロ、シートベルトはAUTOFLUG、BBSのメッシュホイールを履いて、極初期型カウンタックLP400のリアウイングが取り付けられているのがこの個体の特徴ですが、それらはキットでもきちんと再現されています。エンジンも一応パーツ化されていますが、ボンネットは固定式なので完成後はほぼ見えません(泣)。
パーツもやや多めで、そう簡単には形になりそうにありませんが、超希少車ゆえにここは是が非でも作り上げて手元に置いておきたいところ。うん、がんばろう!!
当然ながらボディは赤で成形されていますが、塗装を考えると白にして欲しかったところ。気になる点はそれくらい。