【模型】
レギュレーション上、一般用車両も販売されたものの、市販車ベースではなくあくまでもラリーに勝つことを目的として開発されたパーパスビルトマシンのランチャストラトス!
全長は3.7m(ホイールベースはなんと軽より短い!)なのに全幅はなんと1.75mで、全高も1mという驚異のスタイリング。カウルはFRP製でディノ246GT用V6エンジンをミッドシップに搭載した、まさにモンスターマシン。1970年代はじめに生み出されたとは思えない斬新さです。もちろんラリーでの活躍は華々しく、ランチャストラトス=アリタリアカラーでイメージも完全に定着しています。
それにしても1980年代までの車ってどれも本当に魅力的ですよね。
キットはハセガワらしい繊細なパーツ分割でモールドもシャープ。カウル周りで気になるのはリヤのオーバフェンダーが別パーツな点。きれいに成形しないと全体がビシッと決まりません。
その他は問題なく組めそうだし、デカールは質も発色も良い大判のものが付属し、すぐにでも貼りたくなるほど。難易度はかなり高そうですけどね(笑)。
市販車仕様でも組めますが、さすがにその気は起きません。爆音とともに砂塵を巻き上げながら悪路を走っていく、その姿を想像しながら作ることにこそ価値がある1台ですから。