【おもちゃ】

figma ミロのヴィーナス


figma、テーブル美術館シリーズの第2弾。前作の「考える人」は本来の座像が可動フィギュア化されることで、想像もできなかったようなポーズをとらせて遊べることの面白さが際立っていましたが、「ミロのヴィーナス」はもともと静的な立像なので、いろいろポーズをつけても前作ほどの意外性はないですね。第2弾で早くも「慣れ」を感じちゃうと、シリーズの継続はちょっと厳しい気もします。
欠損した両腕は本来どのようなものであったか?ギリシャ神話にそって林檎を持っていたのではないかというのが有力な学説ですが、今回はそれも再現可能となってます。・・・っていうかFigmaの購入層が期待しているのはそういう方向性ではない気がします(笑)。実際、「ふ〜ん」という程度の感想しか僕も持てなかったし。
さらには可動用の腰布が別途付属し、ある程度下半身も動くようになっているものの、大胆な動きは不可能なので、この点もやはりイマイチ。総じて前作を上回る出来ではないですね。
次の「ダビデ像」に期待、といったところでしょうか。