1/43「シトロエン DS19」


名車中の名車であるDS19。
登場は1955年なので、すでに60年近くも前の車ということになるんですねえ。
この独創性と革新性!
中身的にも油圧でエンジン以外のメカニズムを制御する、後にシトロエンアイデンティティとなる「ハイドロニューマチック・システム」をはじめて全面搭載。
外装は2CVも手がけたフラミニオ・ベルトーニの手によるもので、空力を追求した流線型のデザインから当時は「宇宙船」と形容されたほど。
キットでは簡単な再現にとどまっている内装も、実車では様々な新素材を使った斬新なものだったといいます。
パチパチと組んでみましたが、ホントに美しい車です。
なのに、キット化されているのはこの1/43モデルと、同じエレールの1/16モデルのみ。
しかも1/16キットの方はかなり古い設計なので、まともに完成させるのさえ困難な1点。
ボディのフォルムのみを楽しむなら、この1/43モデルでもまあ満足できますが、やはりある程度内装やメカニズムまで再現された最新キットが欲しいところです。
それまではこの1/43モデルで雰囲気のみを楽しむことにします。