PS2「東京バス案内2」


1999年にドリームキャストでシリーズ第1作が発売され、当時夢中になって遊んだバス運行シミュレーター。
その後、PS2に移植され、さらには2005年に第2作が出ていたとはこれまで全く知りませんでした。
先日たまたま立ち寄ったゲームコーナーで2006年に出た廉価版を見つけたので迷うことなく、即購入です(笑)。
メインは実在のバス路線を運行する「ドライバーモード」で全3コース。
道交法と運行のルールを守りながら、安全にお客さんを運ぶという、「電車でGO」のバスバージョンのようなゲームですが、線路の上を走らせる訳ではなく、信号や交差点、対向車の動きに注意して運転しなければいけないので、ある意味自由度が高く、それがこのゲームの醍醐味と言えるのではないでしょうか。
時刻表どおりに走らせるだけでなく、ドアの開閉やお客さんの乗り降り確認などやることがたくさんあるので、基本は丁寧にバスを走らせるだけのゲームなのですが、かなり熱中してしまいます。
コースは3つと少ないような気もしますが、今回は逆ルートの走行も可能になっているので、ボリューム的にも物足りなさは感じません。
バス車内のお客さんの会話もバリエーション豊富で楽しめるし、さらにコンティニューが可能になったのも個人的にはうれしい改良点でした。
その他、回送車で競う「タイムアタックモード」も、基本道交法は遵守ですが(笑)、意外と無茶な運転でもオーケーなので、なかなかに燃えますね。
さらには2プレイヤーとの連携プレイができるモードも用意されるなど至れり尽くせりの内容で、定価2000円というのはかなりの驚き。
こういう良質のゲームで遊ぶと、大作主義、続編依存の今のゲームに嫌気がさしてきます。
感情を表面的に刺激するだけのゲームって本当につまんないなあ、と思っちゃいますね。