1/100「フルアクションオージェ」


1984年のアニメ放送当時に発売された1/100スケールキット。
エルガイム」に次ぐシリーズ第2弾で、その後リリースされた「エルガイムマーク2」とあわせた全3作の中でも、とびきり出来の良い1点です。
ラバーという設定の胴体部にゴムパーツ、脚部の内部構造に金属パーツを使用したマルチマテリアルキットで、当時の印象は「超豪華」。
「MGシリーズの先駆」という表現も充分に的を得ているように思えます(「HM」が後のメカデザインやキャラクタープラモ、玩具に与えた影響の大きさについてはもっと評価されて然るべきでしょう)。
このオージェ、フォルムについてはほぼ完璧で、表情豊かなラインで構成される個々のパーツの美しさも最新キットのそれよりはるかに上。
頭部が若干大きいこと、肩幅が広いこと、腰のアーマー(?)の取り付け位置が低いこと、が気になるくらいですかね。
肩のバインダーだってグリグリと動くし、もともとアクロバティックなポーズをとらせて楽しむようなロボットではないので、関節についても現状のままで問題ないかと。
上記を修正しつつ、各パーツのエッジをきっちりと出したらそれで充分でしょう。
で、問題は塗装。
オージェは「ゴールド」という認識が一般的ですが、果たしてそうなのかなあ?
黄色で雰囲気よく仕上げたほうがより「らしい」と思うのは僕だけでしょうか。