1/32「P-51Dマスタング」


「SWS組み立て体験キャンペーン」で申し込んでいたのですが、一度もメールがこないまま、いきなり代引きでキットが届いてしまい、ちょっと焦ってしまいました。
たぶんメールアドレスの入力ミスなんでしょうなあ・・・。
見事にタミヤのキットとバッティングしてしまった「P-51D」ですが、タミヤの方が組みやすく、さらに機体のラインを魅力的に再現していることは間違いなく、何も策を講じなければ苦戦することは必至・・・、ボークスはいきなりキャンペーンと称して値段を下げてくる戦略(それでもタミヤの量販店価格より高いんですけど)に打って出て、僕もその術中にまんまとはまってしまいました(笑)。
加えて、いろいろとアピールも必要なのでしょう、「ボーイング社からライセンスを取得」とか「計器の裏側まで再現」などと細かなところまでPRが行き届いています(笑)。
確かに、生産時期にあわせて「イングルウッド製初期型」、「イングルウッド製後期型」、「ダラス製」の3種の形状の異なるキャノピーが同梱されていたり、主翼桁や胴体等の内部構造まで再現されていたり、エンジンはピストンまで動いたり(笑)と、かなり意欲的かつ挑戦的なキットであることは間違いないですね。
「好きな人が開発したんだろうなあ」という飛行機愛に満ちたキットですが、唯一気になったのが、きっちりとラインを追い過ぎていて、少々硬さを感じてしまう点。
縮尺模型としてのデフォルメ、アレンジという部分では、まだまだ経験の蓄積が必要なのかも知れません。
それでも実機の構造が理解できたり、その内部構造を利用して様々な表現が可能になる、すごく価値のあるキットだと思うし、個人的にはタミヤのキットとイーブンの評価を与えてもいいクオリティだと思っています。