MG 「ジムカスタム」


ガンダム0083に登場するMSで、ジムの派生機とは思えないヒーロー然とした機体です。
ベースキットはMG「ガンダムNT-1アレックス」で、形状の異なる頭部、肩部、腕部、胸部などを追加パーツで再現しています。
工業製品としての整合性をもたせるという素晴らしい理屈をつけて金型を流用するというアイデアがはじめて具体的に示された、ある意味で記念碑的なキットでもありますね。
発売は1999年、ここからバンダイが設計する模型はパズル的な度合をより深めていくようになりました。
大味なパーツ分割の割に定価が3000円というのは当時「高いなあ!」と感じた記憶があるのですが、今ではむしろ「安いなあ!」と思えるから不思議・・・、たったの10年でいかに模型の価格が高騰したかが分かるというものです。
カトキハジメ愛する人々にとっては設定画との違いが相当気になるようですが、そのままでも力強くてカッコいいプロポーションなので、個人的にはそのままストレートに組むつもり。
武装は90mmマシンガンとGMライフル、そしてビームサーベルが2本。
プロポーションは良いけど、一方でモールドやディテールはかなりあっさりとしているので、その辺りを追加工作すれば充分の仕上がりになりそうです。
水色を中心としたカラーリングも大きな魅力になっていると個人的には思ってます。