MG「ジ・O」


たぶん、近いうちに投げ売りされることになるであろうMG「ジ・O」ですが、長年の夢でもあったMG化(というより1/100スケールでの立体化)なので、やっぱり買わずにはいられませんでした。
箱だけは立派ですが(笑)、定価12600円のキットとは思えない大味なパーツ群、最新MGキットとは思えない低クオリティの仕様で、すでに散々な評価を受けているキットです。
プロポーション、ギミック、ディテールのいずれもHGUCとの差別化はもとより、たいした精密化も図られていないのだから当然と言えば当然かも知れません。
さすがに、パーツ割りまでHGUCから進化がないのはどうかと思うし、ライフルにいたってはまさかのモナカ分割・・・。
おまけにサーベルは4本なのに刃パーツが2つしか付属しなかったり(MIAですら4本同梱されていたのに!)、モノアイのシールすら付属しないなど、とてもMGを冠したキットとは思えないお粗末ぶり。
バリエーション展開できないこと、それほどの売り上げが見込めないことなどが「高価格」と「手抜き」を招いたのだろうけど、実はこうしたキットを買う人たちが「ガンプラ人気」を長年支え続けてきた基礎層になっているのではないでしょうか。
だからこそもう少し丁寧に開発して欲しかったところですが、バンダイは相変わらず目先の利益しか眼中にないみたいだしねえ。
サザビー、そしてジ・OとMGで不遇のMSばかりが好きな僕はどうしたらいいんでしょうか(笑)。