RG 1/144「ガンダム」


ガンプラ生誕30年の記念日に「リアルグレード」という新シリーズでガンダムがリニューアル。
パッケージも下箱がツヤのある黒で仕上げられていてちょっと豪華なつくり。
箱を開けると、小さなパーツがたっぷりと詰められており、そのディテールを眺めているだけでも時間の経つのを忘れてしまいそうです。
一方のフレームパーツはバンダイお得意の関節を仕込むインサート成型が用いられ、切り離すだけで完成するという仕様。
1/144スケールの小さな立体物なのに、指の可動まで組み込まれているとは正直驚愕でした。
組み立てはフレームに小さな外装パーツをパズルのようにはめ込んでいくやり方ですが、白の成型色も3色に分けられており、パチ組みだけでも充分な見栄えになる点はお見事。
ヘルメットもダクト部がきちんと開口されているし、さすがにカメラアイだけは従来どおりシールを貼らないといけませんが、それでも色味の良いシールが付属しているので、むしろ使ってみたくなるほど。
さらにはコアファイターが変形、本体にも収納可能で、10年ちょっと前までは1/100スケールでも難しかったことなのに、その技術の進化に改めてビックリ、です。
パッケージの完成見本に塗装を施していないこともバンダイの自信のあらわれなんでしょうね。
ゲートの切り離しについては、いろいろと期待させる宣伝文句もあったけど、今までとあまり変わりなく、その点はちょっと残念。
あと、意外とパーツの脱落が多く、ノズルやフロントアーマーなどの可動部分が緩いのもちょっとマイナス点。
高いパチピタ技術を持つバンダイでもポリパーツの勘合は難しいんだろうなあ。
ともあれ、思わず2個買ってしまったので、ひとつはパチ組み、もう一つはじっくりと作ってみることにしよう!