1/20フェラーリ187/88CイタリアGP


マクラーレンMP4/4が圧倒的力を誇った1988年のF1グランプリシーンの中で、唯一イタリアGPでマクラーレンに土をつけたのがこのフェラーリ
エンツォが他界した直後の地元GPだったこともあり、いわば「伝説」となっているマシンですが、ついに1/20スケールでキット化です。
でも、タミヤでもハセガワでもなく、フジミ製だったのがちょっと(かなり)残念。
で、案の定、サイドポンツーン部がまたもヘンテコ分割に・・・。
ラジエターが「蓋」になっているなんて、全くの予想外でした(笑)。
それでも、もとのデザインがシンプルな分、ボディ形状はよく再現されていると思うし、特に後部の絞込みラインなどはためいきがでるほど美しい。
カーナンバーは27と28の双方がデカールで付属するし、ターボエンジンの造形もなかなかに見事で、特に立体感が秀逸。
おお、フジミもなかなかやるじゃない!
でもこの頃のエンジンはパイピングの本数が尋常じゃないので、素組みのままじゃおおっぴらにカウルは開けられないなあ・・・、などと思っていたら、何とターボダクトがカウルの外と内で分割されているじゃん。
さすがにこの部分の修正は僕には不可能なのでカウルは固定に決定、そしてやはりフジミはフジミであったと少しのため息も・・・。
なぜか高速のイタリアGPでは使用されていない中低速用ウイングパーツも付属しているので、バリーションモデルの発売は確実。
もちろん「F187」への展開も視野に入っているのでしょうな。