1/24フェラーリ 250TR


セガワも、ついに新規開発でフェラーリキットをリリース。
一連のフェラーリ再販は、このための複線だったんですね。
で、選択された車種は1957/58年型のオールドフェラーリ
市販車としてはわずか19台が生産されたのみの幻の一台が、50年後の現在に模型で手に入るなんてまさに夢のよう!!
造型はハセガワらしい繊細なもので、スカリエッティのデザインによる近未来的かつグラマラスなボディラインの再現度も高く、いかにも丁寧な手作業で作られた感じの艶と気品のあるスタイルが堪能できる一点となっています。
セガワだからもちろん成型色は白だし(これ、かなり重要なこと)、テスタロッサ(赤い頭)というネーミングのもとになった3リッターV12の迫力あるエンジンも忠実に再現・・・、う〜ん見とれちゃう。
パイプフレーム構造を持つシャシーにサスペンションやエンジン、シートを取り付けていくという、実車の構造が理解できる組立行程もプラモデルならではの愉しみと言えましょう。
いずれレース仕様が発売されるのは当然としても、まずは「素」の魅力をこのキットで味わうとしましょうか。
この車を駆って1960年のル・マンを制したポール・フレールを偲びつつ・・・。