「模型」

ジュピターCロケット


ドイツレベル創立50周年記念の特別再版品。
近代ロケットの父といわれるフォン・ブラウン博士が設計したアメリカの人工衛星打上げ用ロケットで、エクスプローラー1号を搭載し、1958年1月31日に西側諸国としてはじめて打ち上げに成功したのがこのジュピターC。
ナチス少佐であり、ドイツからの亡命者であったフォン・ブラウン博士に対してはアンチも多かったようで、彼の指揮によって陸軍で開発したレッドストーンは、海軍製のバンガードにコンペでいったん敗れるも、バンガードの失敗により、わずか3ヶ月間でレッドストーンを改良したジュピターCを作り上げ、見事打上げに成功したというエピソードが残っています。
現在のスペースシャトル計画へと続いていく宇宙開発計画の第一歩となった記念碑的ロケットとして、さらにそうした宇宙時代の到来を告げる記念碑的キットとして今回の再版はとてもうれしく思います。
時代を感じさせるボックスアートも懐かしくて良い感じ。