AKUYAKU#1


現実世界で小悪党に悩ませ続けれている身としては、こんなにカリカチュアされた悪役はむしろ好ましく思えちゃう。
コモノであればあるほど、もっとズルくて、汚くて、救いようのない愚かさを持ってますからね。
もともとその主体の中にしか存在しない「権力」や「権威」を、まるで世界のすべての人が所有しているかのように取り違え、価値を強引に押し付けてくる。
頭が悪いと言えばそれまでだけど、ただ年だけを取った頭の悪い人間が、世の中には多すぎると思う今日この頃。
まあ、日本における組織のシステムが依然として軍隊のそれを基本としている以上、仕方のないことかも知れないけれどね・・・。

ということで、タスカの「悪役1号」。
処女作の「ドイツ2号戦車L型ルクス」で圧倒的な力を見せつけた新興メーカー「タスカ」。
第2弾は、宮崎駿の漫画『雑草ノート』(大日本絵画)にのみ登場した架空多砲塔戦車を立体化。
部品点数は300点以上で、悪役大佐と搭乗員のフィギュアも3体付いた本格の仕様。
「悪役」はかくあるべし!
「コモノ」は去れ!