1/12「エンツォ フェラーリ」


久々の1/12ビッグスケールシリーズはエンツォ・フェラーリ
創業者の名前を冠していたり、デザインを日本人が手がけるなど話題となった一台です。
すでに10年前の車だけど、未だ「最新」のフラッグシップモデルでもあります。
今年にその後継であるエンツォ・スペシャルシリーズが発売されるらしいけど、V8ツインターボのエンジンを積む可能性もあるらしく、やはりフェラーリと言えばV12エンジンでしょう、ということで意を決して「模型」(笑)を購入しました。
このキット、数年前から発売されている半完成品モデルをベースにしているのですが、ただ部品をばらして組み立て式にしただけではなく、ダイカスト成型用の金型をプラスチック用に新規製作したりと手間も意外とかかっているようです。
複雑なメインモノコックが見事に一発抜きなのはさすがタミヤですね!
さらに、そのパーツをフレームとしてサスペンションやエンジンを取り付けていく実車と同様の組み立て工程が楽しめるのも組み立てキットならではの魅力です。
エンジン部には各種パイピングコードも付属し、素組みでも充分の密度。
さらにサスペンションには強度確保のためにダイキャストが用いられるなど、適材適所のマテリアルを使っている点もビッグスケールらしい配慮でうれしくなってしまいます。
ディスプレイモデルながら、完成した後もエンジンフードの開閉に加え、スプリングとロータリーダンパーでまるで実車のように開くガルイングドアなどのギミックでしばらくは遊べそうですね。
・・・とキットを眺めながら、やはり完成品より組み立てキットがいいなあ、なんて考えた次第。
なぜなら、バラバラのパーツとその組み立て工程に様々な想いや欲望を投影できるから。
ゆえに、作れる、作れないは全く別問題なのだ(笑)。